静岡県立漁業高等学園/膨張式救命筏講習会開催
- 2018年07月20日
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平成30年7月18日(水)
今年も静岡県立漁業高等学園にて、膨張式救命筏の講習会を開催いたしました。
今年は新しい試みとして、実施訓練にて、遭難信号(火せん)の実施訓練と、救命浮環を使った救難訓練を追加致しました。
膨張式救命筏とは、別名ライフラフトと呼ばれており、船舶の遭難時に使用するゴム製の膨張式救命筏となっております。
学園では、将来漁師や船舶関連の職業に就くことから、数年前から膨張式救命筏の講習会を行っております。
午前中は体育館で、小型の筏を使用しての各部位の説明、架台と言われる進水装置の使用説明を行いました。
また、救難食糧や救命水の試食・試飲を行ったり、生徒さんは始めて見る救命筏に興味深々でした。
午後からは、小川港に移動し、実施訓練を行いました。前述の通り、今年は救難信号(火せん)訓練と救命浮環を使った救難訓練を行いました。
救難信号(火せん)訓練では、火薬を使用するため、細心の注意を払って行っております。
*消防署・警察署・海上保安部・漁港等の事前連絡・許可を受けて実施しております。
救命浮環を使った救難訓練は、救命浮環の正しい使用方法や投げ方を経験することで、今後の有事に役立てて欲しいと思います。
そして、筏を沖に流し、実際の遭難時を想定し、着衣のまま着水、怪我人を想定した救助訓練を行いました。
着衣のままの水泳がいかに困難か、7月とはいえ濡れた服で風を浴びるとかなり体温が低下するなど貴重な体験が出来たと思います。
今回の講習会が生徒さんの将来にとって有益になるよう祈っております。
*なお今回の講習会の記事が、7/19日発行の静岡新聞に掲載されております。